朝のルーティンをアップデートした中に加えたもののひとつに「週2回以上のひとり散歩」があります。スマホなどのデジタルデバイスを持たずに外に出て、だいたい20分くらい歩くというもの。

昨日は雨降りで「今日は散歩はなしかな」と思ったのですが、「雨を感じに行くのもいいかもしれない」という気持ちがふと湧いてきて、そのまま外に出てみることにしました。

さっと着替えてスマホを持たずに手ぶらで出かけるのって本当に気軽でいい。しかも20分(片道10分)の距離って歩いてみるとそう遠くまではいけないので、気持ち的なハードルがかなり下がります。

「カンタン、らくちん」これが習慣化するための大きなポイントなんですよね。

雨の中、多少ぬれてもいい服装で、少し大きめのビニール傘をさして歩き始めると・・・部屋の中から見ていたしとしと雨とは違っていて、思った以上に雨風が強い。なんでこんな日にわざわざ散歩に出てしまったんだ、と一瞬後悔しました(笑)

だけど、いつもの歩きなれたコースを歩いていくと(今回は「50億円コース」にしました)、道端に植えられている大大大満開のつつじがぎゅうぎゅうとひしめき合いながら雨露に濡れていて、その根元の土は黒々として潤っている。3月は雨がなかなか降らずに植物たちがカラカラになっていたから、ああよかったね、と天の恵み、豊かさに感謝する。

両手を広げて雨を感じながら楽しそうにランニングしているおじさまたち。傘をささずにお散歩している外国人の親子。雨がっぱを着てぐんぐんと風を切り自転車で移動するひとたち。

そんな景色を眺めながら歩いていたら、傘をにぎりしめて雨を避けるのではなく、私もそのまんま雨を感じて楽しみたい!と思えてきました。

同じ雨の日の外出でも、目的があってどこかに向かって歩くのと、手ぶらでぶらぶら歩くのでは、見える景色や感じ方が変わりますねぇ。

一見無駄とも思えるこういう時間って、ほんと豊かさに溢れているな~と思います。

いつもと違う景色が見られて思いのほかとっても心地のいい朝散歩になりました。

雨の日の散歩用に雨がっぱ買おうかしら(笑)