先日、蔵前に行く予定があったので、駅のすぐ近くにある「kakimori inkstand(カキモリ インクスタンド)」に寄って、万年筆のインクを見てきました。
ネットで購入もできるので色味などはチェックしていたのですが、モレスキンでも裏抜けしないかどうかを確かめたかったのですよね。
モレスキンを持参していったので、試し書きをさせてもらいました。
その他、カキモリのシンプルで機能的なオリジナル筆記具(万年筆・ローラーペン)などもチェックしてきましたのでご紹介します。
カキモリの万年筆インクはモレスキンで裏抜けしない
「カキモリの万年筆インクはモレスキンで裏抜けしないのか?」一番気になっていたこのポイント。
持参したモレスキンに試し書きをさせてもらうことで確認してきました。
カキモリインクスタンドとは?
カキモリインクスタンドは、基本カラーをブレンドしたり薄めたりして、自分好みの色のインクをつくる専門店。
試し書きさせてもらったインクも原液のままのものから、ブレンドしたもの、薄めたもの、様々です。
裏抜けは気にならない程度
結果はご覧の通り、盛大に裏抜けしているものはありません。
これは、カキモリのインクがサラサラとした「染料インク」ではなく、すこしねばりのある「顔料インク」だから。
詳細な成分の違いについては、ググっていただくとめちゃくちゃ詳しく書いてくださっている方がたくさんいるので、そちらを参照していただくとして・・・
前回の記事『モレスキンで裏抜けしない!万年筆インク5選』で書いたように「古典インク」と呼ばれるものと、この「顔料インク」はモレスキンでも裏抜けしにくいとのことで、真相を確かめに行ったわけです。
うん、確かに、このレベルなら問題なしです。
薄めると裏抜けはほぼなし
カキモリインクスタンドでは、原液をブレンドしたり薄めたりして様々なカラーのインクをつくっています。
基本的には予約制らしく、ひとりひとりの席が用意されていて、ガラスペンをつかって試し書きしながら色味を確かめ、自分オリジナルのインクをつくっていく、という流れになっています。
今回は予約なしの飛び込みで入ったので、サンプルとして店頭に並んでいる万年筆やローラーペンを使って試し書きをさせてもらいました。
インク溜まりの部分が若干抜けている感じがしないでもないのが「原液」。表面でも色が濃く出ていて、濃淡の表情もはっきりわかります。
一方、少し薄めてある淡い色合いのニュアンスカラーはほとんど裏抜けしていません。普段使っているパイロットの水性ボールペンjuiceよりも裏に色味が響いていないかも。これはよさそうです。
使うペンによっても変わります
店頭にたくさんのカキモリオリジナル筆記具がサンプルとして置いてあって「万年筆」の他、インクをカートリッジに充填して使える「ローラーペン」や「サインペン」「筆ペン」などもありました。
筆記具の種類によってインクの液の出方が違う
万年筆やローラーペンはインクが直接出るタイプなので、比較すると一度に出る液量が多く裏抜けしやすいかも。
ローラーペンや筆ペンの場合は、ペン先に液を含ませたところから紙に書いていくので、より裏抜けは気にならないという結果になりました。
インク自体の色の濃さがまちまちではあるのですが、その違いは明確でした。
私は「モレスキンで万年筆が使いたい」という目的があるのですが、「モレスキンでいろんな色の万年筆インクを使いたい」という方であれば、カキモリのブレンドインクやオリジナルでブレンドしたインクを使って「サインペン」などに充填して使うのもありかなと思います。
シンプルなカキモリのオリジナル筆記具
カキモリのオリジナル筆記具は、シンプルでスタイリッシュなものが揃っていました。
オリジナル万年筆は、低価格帯の万年筆の人気商品「kakuno(カクノ)」と同じペン先を使用しているそう(カラーはゴールだけど金ではなく鉄ペンです)。
カクノは元々子供向けにつくられた万年筆ということもあって、デザインがポップなのが気になっていました。が、カキモリの万年筆はデザインもシンプルでスタイリッシュ。
お値段も3,000円台とお手頃価格なのが嬉しい。これなら使ってみたいな♡
カキモリインクとモレスキンは相性が良さそう
カキモリの万年筆インクは「顔料インク」ということもあって、モレスキンとは相性がよさそうです。
今回はあまり時間がなくて急ぎ足での試し書きになりましたが、次回また時間をとってゆっくり見に行ってみたいと思っています。そのときにはまたご報告しますね!