モレスキンで裏抜けしないインク

モレスキンで万年筆も使うと裏抜けが気になる。という方、きっとたーくさんいると思います。

私はモレスキンのノートを使うときは、万年筆ではなく水性ボールペンを使います。でも、万年筆も使いたい…!ということで、この記事では

・モレスキンで万年筆を使いたい。
・裏抜けしないインクが欲しい。

という方に向けて(これ、私だな。笑)「モレスキンでも裏抜けしないインク」について書いていきます。

定番のブルーブラックだけではなく、カラーのインクもご紹介していきますね。

モレスキンで裏抜けしない万年筆インク

万年筆

私のまわりの文具女子たちもモレスキン愛用者が多く、万年筆を使い「インク沼」にどっぷりハマっている人も数名。

「ノートの紙質とインクの相性」を日々の万年筆ライフの中で研究・探求しているオタク気質な人が多いです。笑

そんな文具女子(インク沼の住人)たちが、モレスキンでも裏抜けしないインクについて教えてくれました。

裏抜けしないのは古典インク

ググるとけっこう情報が出てくるのですが、モレスキンでも裏抜けしない万年筆は「古典インク」と呼ばれる種類のインクです。

✔古典インクとは

成分に酸化鉄を含んだインクで強酸性。イメージでいうと、水に染料で色をつけるのではなく、酸化鉄が入っているので色がついているように見える、という感じ。タピオカのつぶつぶが極小になったような…という表現をしている方もいました。笑

昔からあるインクの製法で、最近のインクと区別するために「古典」と呼ばれているんですね。

✔古典インクを取扱うメーカー

ブルーブラックで言うと、古典インクを取り扱っているメーカーは以下の4つ。

ペリカン(ブルーブラック)
プラチナ(ブルーブラック)
ローラー&クライナー(サリックス)
ダイアミン(レジストラーズ)

✔モンブランとラミーは成分変更

ラミーとモンブランのボトルインクも裏抜けしないと言われていたのですが、現在は染料インクに変わってしまったそうです。

ネット上には古い情報がまだ載っていることもあるので、ご注意ください。

ペリカン(ブルーブラック)

古典インクの中でも人気の高いのがペリカンのブルーブラック。ボトルデザインがいいね♡

ペリカンのこのシリーズは他のカラー展開もあるのですが、古典インクの成分のものはブルーブラックだけですのでご注意を。

ペリカン ボトルインク ブルーブラック

プラチナ万年筆(ブルーブラック)

こちらも古典インクとしては定番のプラチナ万年筆のブルーブラックインク。ボトルとカートリッジがあります。

プラチナ万年筆 万年筆ボトルインク 60cc ブルーブラック INK-1200#3

私が最初に買った万年筆が、プラチナ万年筆のプレジールで、それに合わせて使っていたカートリッジインクがこのブルーブラックだったんです。

モレスキンでも裏抜けしないけど?と思っていたのは、このカートリッジインクが古典インクと呼ばれるものだったからなんですね。

プラチナ万年筆 万年筆カートリッジインク ブルーブラック 10本 SPSQ-400#3

【2022年2月追記】
ボトルインクも裏抜けなしでした。

ローラー&クライナー(サリックス)

ローラー&クライナー社のサリックス(ブルーブラック)と、スカビオサ(パープルブラック)は古典インクです。ボトルがおしゃれ♡

ROHRER & KLINGNER ボトルインク サリックス(没食子インク) 50m

ダイアミン(レジストラーズ)

ダイアミンのレジストラーズも古典インクで、耐水性が高いインクです。

塩酸を使っているので、鉄ペンを使う場合は腐食に気をつけたほうがいいという話も。

ダイアミン ボトルインク レジストラーズ 30ml

カラーの古典インクもあります

私はノートを書く時にメインのカラー(ブルーブラック)と他に2色くらいのペンを使います。なので、万年筆を使うときにもカラーのインクが欲しい!

これまで古典インクというと、ブラックやブルーブラックなどの定番カラーが主でしたが。現在はカラーのインクも手に入るのです。

プラチナ万年筆のクラシックインク

古典インクにこだわりをもって作り続けているメーカーのプラチナ万年筆から、2017年に発売されたクラシックインク」は6種類のカラーが楽しめる古典インク!

プラチナ万年筆クラシックインク
クラシックインクシリーズ

こんなにたくさんの色から選べるなんて~。涙。

✔もちろん、モレスキンでも裏抜けなし!

これはまわりの文具女子たちが実証済み。それぞれが使う万年筆は違いますが、みんなが「裏抜けしない!」と太鼓判。

インクフローの調整などしなくても裏抜けすることはないようなので、初心者の人でも使いやすいのではないでしょうか。

✔色の変化が楽しめる

書いた瞬間は鮮やかなカラーが発色し、徐々にブラックに近い色に変わっていくというインクで、インク沼の住人にも愛用者が多いです。

↓ こんな風に変化していくよ~!

こちらの方が使っているのはシトラスブラック。書き始めは薄い黄色で少し見えにくいので、普段文字を書く速さだとちょっと使いづらいみたいですね。

普段使いには カシスブラックフォレストブラック が人気のカラーです。

プラチナ万年筆 古典インク6色セット

✔モレスキン+万年筆を楽しもう

以上、モレスキンでも裏抜けしない万年筆インクをご紹介しました。

古典インクに限定すると「インク沼」にハマる心配のないので(笑)安心してモレスキン+万年筆を楽しみましょう♡