麻布十番の商店街を歩いていたら、ふと目に入った小さな本屋さん。最近リニューアルしたらしいと聞いてはいたものの、中に入るのは今回がはじめてでした。
崇文堂書店(かえるの本屋さん)
東京都港区麻布十番にある老舗の書店で、麻布十番商店街で唯一の書店として知られています。1928年(昭和3年)に創業し、現在は4代目が経営を引き継いでいます。店内には文庫本、雑誌、コミックなど多彩な書籍が揃い、手書きのポップや独自のセレクトが特徴です。また、地域密着型のサービスとして、地元の情報をまとめたガイドブックの制作も行っています。麻布十番商店街
基本情報
住所:東京都港区麻布十番1-11-11
電話番号:03-3583-5658
営業時間:10:00〜20:30(日曜は12:00〜20:00)
定休日:なし(年末年始を除く)
こぢんまりとした店内だけど、入ってみると意外とにぎやか。文庫本のほかにも、トレーディングカードやくじ引き、文房具やおもちゃ、老眼鏡なんかも置いてあって、「あれ?ここ本屋さんだよね?」って思うような楽しさがある。なんというか、ちょっとした雑貨屋さんみたいな雰囲気もあるんですよね。
文庫コーナーはこだわりが感じられるセレクトで、棚を眺めているだけで「このお店の人、本が本当に好きなんだな」って伝わってくる。おすすめ本には手書きのポップがついていて、ただの紹介というより「これ読んで!お願い!」っていう熱量があるんですよ。ああいうの、いいなあって思います。
本のセレクトにしても、ポップの言葉にしても、「こだわり」とか「偏り」とか、そういう“ちょっとしたクセ”が見えると、その先にいる人が想像できるというか。「あ、このお店には人がいるんだな」って感じられるのが、なんだか嬉しくなる。
大きなお店にはできないことって、こういうところなんだろうな。広くないからこそ、無駄がないというか、ぎゅっと凝縮されてる感じ。来る人との相性もあると思うけど、ハマればすごく楽しい空間になる。
今回はあんまり時間がなくて、ざっと見て回るだけだったんだけど、パウロ・コエーリョの『マクトゥーブ』っていう本が目に留まりました。表紙がかわいくて、なんだか惹かれる。

……これ、昔読んだことあったかな?

またゆっくり行って、今度はじっくり棚を眺めてみたいな。