天然猪毛の硬いブラシとして有名な メイソンピアソン(MeisonPiason)のヘアブラシは、髪をとかすだけではなく「頭皮のマッサージによって美髪がつくられる」という考えのもとで、ブラッシングを提唱しています。
※ メイソンピアソンとは、「ヘアブラシ界のロールスロイス」と称される、天然猪毛をつかった高級ヘアブラシです。
頭皮を刺激することがブラッシングの意義
創立者のメイソンピアソン氏は、「頭皮を刺激し、毛根部の栄養分を髪全体に行き渡らせることこそ、ブラッシングの意義である」と考え、猪毛のヘアブラシをつくりました。
猪毛の長所でもある「髪のキューティクルによくなじみ、髪に優しく、汚れを落とす」という特徴を生かし、頭皮にほどよい刺激を与え、地肌の血行を促進してくれるという、頭皮マッサージの効果を「中空構造のクッションパッド」という独自の製法で実現させたんです。
この「中空構造」については、ブラシを購入したときに聞いて知ってはいました。
でも、ネット上にあがっている記事などで「天然の猪毛などの硬いブラシでブラッシングを続けると頭皮を傷めることがある」というようなことが書いてあったので、少し気になっていました。
気になっていたというのは、自分が使う時のことではなく(細かいことは気にしないほうなので、ガシガシブラッシングしてます笑)、人に勧めようと思った時に、実際のところどうなのかなぁ、とちょっと気になる。
そこで、 メイソンピアソン(MeisonPiason)のスタッフさんに、「天然猪毛の硬いヘアブラシでブラッシングをして、頭皮を傷めるということはないのでしょうか?」と質問をしてみました。
適度な強さでブラッシングできるバランス
回答は『中空構造のクッションパッドで、適度な強さでブラッシングができるようにバランスをとっているので、通常のブラッシング圧であれば、頭皮を傷めることはないですよ』とのことでした。
もちろん、必要以上にゴシゴシガシガシと強く圧をかけるのはやめたほうがいいけれど、普通にブラッシングする程度で頭皮を傷つけるようなことはないそう。
あとは、ブラシの先端に空気の抜ける穴があり、よりクッション性が高まっているということもあって、適度なタッチでブラッシングができるようになっているのだそうです。
簡単に真似できない職人技
そして今回、メイソンピアソン(MeisonPiason)の美髪セミナーでは、普段見ることのない「裏側」も見ることができました。
裏側ってね、本当に裏側!ブラシのクッションの裏側です(笑)
これが、メイソンピアソンのヘアブラシの裏側!1本1本の毛が「L字」に埋め込まれているいるのが分かりますか?
■メイソンピアソンのヘアブラシ
これは、英国で 熟練の職人さんが手作業でつくっている からこそ実現できる技術なのだそう。
同じようなものを日本の工場でつくれないか?という話もあったそうなんですが、どの工場をあたっても「これは無理です。つくれません。」と言われたそうです。
なぜなら、通常のヘアブラシの裏側って、こんな風なつくりになっているのです。まとめて糊付けされている感じ。全然違いますよね!!
■とあるメーカーさんのヘアブラシ
大量生産体制でつくられている一般のヘアブラシと、熟練の職人さんによるハンドメイドのヘアブラシでは、品質がまったく違うというのが分かりました。
こういった細かいこだわりがいくつもあって、適度なタッチでブラッシングができるように設計されているのですね。
一時期、メイソンピアソン(MeisonPiason)のヘアブラシが一気に人気が出て、注文から2~3ヶ月後でないと手に入らない。という時がありました。
こうやって職人さんがひとつひとつ丁寧につくってくれていたのだなぁ。
これからも大事に、5年、10年、20年と使っていこう、と改めて思いました。
そしてまわりの人にも、今まで以上に自信を持っておすすめしていくことにします♡